不動産有効活用案の楽屋裏

本日は、お客様に私共が提案させて戴いた不動産の有効活用案に、金融機関から融資に関しての良い返答がありました。

2つの複合案からなるご提案ですが、それぞれの案に関して個別にシミュレーション案を提出して欲しい等、いくつかの条件はありましたが、大枠ではいけそうなお話でした。


容積率の高い土地の有効活用ですので、建物の階層を上げるご提案をするのが、その土地を活かすことになると考えるのが一般的かと思います。

現に、利回りを考えれば、限度はありますが、建物を上に伸ばす程投資効率の良い数字が出てきます。

ですが、私共の提案内容は、投資総額をなるべく抑えることを前提として、その中で期待利回りを一定以上の線に持っていくためには、どういう組み合わせを行ったら良いかという観点でご提案させていただきました。

これは、相続時の財産評価を下げたいが、利回りが良くても多額の借り入れには不安を感じるというお客様のお気持ちを考えてのことです。

そうは言っても、収益を生まない既存のRCの建物の解体費用の捻出もあるため、ある程度収益性のある事業計画でないと、金融機関の融資が得られませんので、金融機関がどう判断するかが最大の関心事でしたが、今日の返答で、次のステップに移れそうです。

不動産の有効活用案の提案などというと、計算ずくでの理路整然とした業務のようですが、実際私共が行っている業務は、個々のそれぞれの事例でいろいろな要素をかんがみて、それぞれどう行ったらよいか、長い時間をかけた、脳と身体に汗をかく泥臭い作業です。









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