2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

西部劇の魅力(14):再びジョニー・デップ

再度ジョニー・デップの話題に戻ります。 ジョニー・デップは先住民族の血を引いていることでも知られています。 先住民族チェロキー族の血を引き、常々「先住民族の血を引くことを誇りに思って生きている」と公言しています。また、先住民族コマンチ族の女…

西部劇の魅力(13):涙の旅路(Trail Of Tears)

白人達はネイテイブアメリカンの土地を侵略すると、彼らを狭い土地に囲い込んで管理しようとします。白人達は直接的武力行使による殺戮のみではなく、間接的な殺戮も巧妙に行っていたようです。保留地周辺のバッファローの数を制限したり、あえて保留地周辺…

西部劇の魅力(12):ネイテイブの起源

アフリカ大陸が人類の起源と言われていますが、南北アメリカに住んでいた先住民族はどこからきたのでしょうか。紀元前1万2000年頃は、現在のベーリング海峡が陸続きだったため、アジア大陸からモンゴロイドが北米大陸へ移動できたと考えられているようです。…

西部劇の魅力(11):Soldier Blueの世界

頭の皮を剥ぐという行為は、ネイティブアメリカンに特有の習性だと、私は子供の頃信じていました。西部劇の世界で見たように、それが戦果を誇るものであったり、自分達の勇気と栄誉を周囲に示すものであったりという、積極的な評価を得る行為と認められてい…

西部劇の魅力(10):Soldier Blueとアメリカの精神

アメリカのメネンデス上院外交委員長は、安倍総理大臣が本日の終戦の日に靖国神社参拝を見送る意向について、「未来を見据えた重要な決断だ」と評価したそうです。 同氏は、先月末にアメリカ上院で採択された、沖縄県の尖閣諸島周辺や南シナ海での中国の行動…

西部劇の魅力(9)Soldier Blueの世界

先住民を襲った不幸な事件を照らし出すことで、アメリカの欺瞞性を顕わにした作品ともいえる、映画ソルジャーブルーの中で生じた事件、サンドクリークの大虐殺は1864年11月29日のことです。 ところで、ウイキペデイアによると、「大草原の小さな家」…

西部劇の魅力(8):Soldier Blueの世界

カナダのネイティブアメリカンとして知られているバフィー・セントメリー。 日本でも「サークルゲーム」が大ヒットしました。私も良く聞いた曲ですし、今でも自分のiPodに入れています。 このバフィー・セントメリーの曲に、ソールジャブルー、ソールジ…

西部劇の魅力(7)

西部劇の魅力に夢中になっていた子供の頃、ネイティブアメリカンに捕まると頭の皮を剥がされるということは、子供達の中では半ば「常識」の部類に入る知識でした。確か、彼らが集団で暮らしている住居近くに、捕らえた白人達の頭の皮が干してある映画の一シ…

西部劇の魅力(6)

ローラさんが『大草原の小さな家』の原体験をされていた頃、 ローラさんの住んでいた周辺では、ネイティブアメリカンはどのような存在だったのでしょうか。 昨日の初版本の記述の訳を再度引用します。 - そこでは野生の動物たちが、見渡すかぎりどこまでも続…

西部劇の魅力(5)

先日『大草原の小さな家』の時代について調べていたら、ローラさんの1935年に出た原作本の一部の表記が、1950年の版では書き換えられているという事を、北山耕平氏の下記サイトを見て知りました。北山氏は宝島の編集長や数々の雑誌に携わり、著作、…

西部劇の魅力(4)

長い歴史を持った民族は、生き永らえる智慧を持っています。しかし、それが違った文化や智慧を持った異民族と対峙した時に、不幸が生まれる場合が出てきます。これは日本の広い地域を統一した大和朝廷とアイヌとの関係にも言えると思います。 日本の場合は、…

西部劇の魅力(3)

『大草原の小さな家』というアメリカのTVドラマがありました。日本ではNHKで放映され、人気のあった番組でしたので、ご記憶の方も多いと思います。 私もよく見ていた時期がありました。登場人物が素朴で、多少ステレオタイプな嫌いはありましたが、主人…

西部劇の魅力(2)

子供の頃に熱中して見た、騎兵隊とインディオとの戦闘の物語は、騎兵隊に助けられる白人に感情移入をするようなストーリーが多かったと思うのですが、戦闘になる原因は、その当時でも、インディオ達が住んでいた領域に進入してきた白人と、先住民族であるイ…

西部劇の魅力

ジョニー・デップの最新作『ローン・レンジャー』が、日本では昨日(8月2日)から公開されています。 本場アメリカでの興行成績は振るわず、ディズニーの今年一番の大コケ映画になりそうなどと言われていましたので、収益寄与が期待される日本での売り込みに…

地方の日タイ交流会

昨夜は、いつもの静大のタイ人留学生お二人と、ことば学院で日本語を学んでいるMさんを交え、約50名ほどで日タイ交流会を行いました。昨夜は5グループに分れ、 お気に入りの写真を映し出し、チェンマイ等を紹介してくれたり先般新曲を出された演歌歌手T…