2012-01-01から1年間の記事一覧

憧れの地の大いなる幻滅(16)

以前、BBCについては、いろいろな批判があることを記しました。 しかし、その批判は日本のマスコミに対する批判とは次元の異なるものです。日本にもBBCのような放送局があったら良いのに、という感想を良く聞きます。 しかし、イギリス在住の日本人の…

憧れの地の大いなる幻滅(15)

マスコミ人は、B層文化の担い手であるB層の人達を、『マスメディアに踊らされやすい知的弱者』と定義づけています。マスコミの胴元企業(D社)達のメンタリテイーについては、前回触れましたが、憧れの地の大いなる幻滅(14) ここでは角度を変えてみてみ…

三菱車のリコール

事務所に三菱製の軽自動車があるのですが、昨日、その車のリコールの通知が届きました。この車、以前からギアの調子が悪く、運転に慣れないとちょっと怖い車ではありました。 先月には同僚が郵便局に行った時にエンジンが止まって動かなくなり、レッカーで修…

TV販売不振の一因

昨日配信のニュースで、 「ジャパネットたかた」の苦境振りがプレスされていました。高い声、人懐っこそうな独特のトーンの喋りの高田社長は、TVショッピング等で馴染み深いですが、重点的に販売注力している、8割以上にもなる家電商品の売上が落ち込んで…

訃報に接して(�)

勇敢なアメリカ軍人として、また、下院、上院議員としての活動で、アメリカの国益を守り、多くのアメリカ人の尊敬と賞賛を集めた、ダニエル・イノウエ氏が亡くなりました。日米貿易摩擦では、日本の市場の閉鎖性を非難する強硬な姿勢を見せ、アメリカ国家を…

訃報に接して

昨日は韓国大統領の当確が、当初想定されていた時間よりも早く出たということと、投票率が75%と高かったことから朴槿恵(パククネ)氏(60)には不利と思われていたことから、二重の意味でサプライズだったようです。 朴 正煕(パク・チョンヒ)元大統…

憧れの地の大いなる幻滅(14)

マスコミの胴元企業は、業界で作成・放映する番組を視聴してくれる人達をB層と呼んでいます。 今のマスコミを支えてくれているのがB層の人達であり、この文化の担い手である人達による文化を、B層文化などと呼びます。B層の人は比較的TVを良く見てくれ…

日本が嫌いな日本人

過去に米軍を殺せなどという反米パフォーマンスをしたというPSYが、オバマ大統領の家族や指導層が出席したクリスマスチャリティー公演で「江南スタイル」を歌って、一部の視聴者の怒りを買ったそうです。「公演が終わった後、大統領が笑いながらPSYと…

市場経済と制御キー

先日は、供給能力に余裕がある場合、ハイパーインフレが起こる可能性があるのは、地域紛争が生じた結果、日本に原油が入らなくなった時と、世界の人口が爆発的に増えて食糧危機が生じた時と記しました。しかし、このどちらも、外交政策によってある程度のリ…

公共投資への考え方

公共投資は、必要な道路、必要な橋、必要な護岸工事等たくさんあります。 中には政治家が絡んで口利きして黒いお金が還流するということもあるのでしょう。 露見しそうになると、関係者が不自然に見える自殺や事故死をする場合もあり、不気味に感じる場合も…

公共投資から地方分権を見ると(3)

公共投資の対象となる事業の需要予測は、 道路や橋などでは、周辺の時間帯別・方面別の交通量や渋滞時間、また事故の発生場所や時間、原因等を調べれば、どういう手直しをしたら良いか、また、投資は必要ないかということは、判断しやすいと思います。静岡の…

公共投資から地方分権を見ると(2)

公共投資に関わるダーティーさは、公共投資という施策がダーティーなわけでなく、それに関わろうとするダーティーな政治家により、ダーティーなイメージがマトワリつくためです。それでは、公共投資がどんな内容でも良いかと言えば、そんなことはありません…

公共投資から地方分権を見ると

公共投資は大きな金額が動きます。 特定のゼネコン等工事業者とコネのある政治家は、そのコネのある会社に発注して、工事金額の一部が自分の懐に入るように画策したりする場合があります。過去にも、***疑惑などと言われ、黒い噂になった政治家は数多いです…

心暖まり、肩を押される

昨日は、「銀行は貸し先がなくて困っています。いえ、借り手はあるのですが、銀行として安心して貸せる貸し手がないということです」と記しましたが、デフレ不況と言われる今の時勢ですが、私の住んでいる地方の静岡県内でも、業容拡大、新規出店のために土…

心と景気浮揚

先日は、鳩山由紀夫氏や小沢一郎氏が庶民派振りをアピールするのに腐心していたことを記しました。また、管直人氏が当時の麻生総理に焼き鳥屋へ行けなどとおっしゃったことを記しましたが、この現象を見ても、民主党政権のトップ達には経済政策が理解できて…

恥ずかしい批判

WiLLの12月号で、自民党総裁の安倍晋三氏と金美齢さんが対談しています。 −−−−−−−−−−−−−−−−金氏 九月十九日には、昔の勝手連のような決起集会が開かれ、民間の有志たちが、それも何の経験もない若い人たちが大勢集まって、安倍さんを応援しました。今回…

憧れの地の大いなる幻滅(13)

大分戻ります。北方領土の話題まで。北方領土の返還の理論として、二島先行返還論、四島一括返還論、その他に三島返還論、面積で2分の1になるように歯舞、色丹、国後の3島に加え、択捉の25%を日本に、75%をロシア側に譲渡する、等の考え方などがありますが…

報道の姿勢と良心の問題

日本で起きた犯罪で、外国人の方が巻き込まれたり犠牲になったと聞くと、私はとても嫌な気分になります。 これは、多くの日本人の方も同じ気分だと思います。 せっかく、異国の地から日本に興味を持って来てくれた人が、よりによって犯罪に巻き込まれるなん…

近くて遠い国々

昨日の続きです。 昨日記載したURLの、下記ニュースソースの報道記事に関してです。http://www.sunstar.com.ph/cebu/local-news/2012/06/26/2-young-koreans-face-rape-case-228772 上記記事には、読者からの下記のようなコメントもあります。一部を抜粋…

マスコミの姿勢

最近、中国・韓国系の記事で都合の悪い記事や、You Tube画像が削除されることが多いように思います。もちろん、こうした記事は日本のマスコミは最初から報道しません。余程問題が大きくなったりして報道しない訳にいかなくなった場合や、これは大きな…

政権与党を下野させる方法

論より証拠。実際に政権与党を、その座から引きずり下ろした戦術が垣間見える、 掲示板でのやりとりがあります。 日本の政治状況をよく分析し、綿密に仕組んでいるなと思います。 マスコミの胴元企業のノウハウが十分にいかされているように思えます。 当該…

政治家を失脚させる方法

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇気に入らない政党をどうやって、引きずり落としてダメージを与えるか。 嫌いな政治家や評論家、経済学者等を、どうやって失脚させるか。◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇これらは、いかに国民のために真実を追求し、正当に報道するか、とい…

憧れの地の大いなる幻滅(12)

本題から若干外れますが、中川昭一氏の思考の一端を通じて、日本の直面する問題に触れたいと思います。中川氏は領土問題にも毅然とした態度をもって対峙していました。北方領土の件では、あくまで客観的事実を踏まえた論理で、ロシアの行為を『20世紀最大の…

憧れの地の大いなる幻滅(11)

視覚では認識できないほどの作為的映像を、例えば一つの番組の中で、何度も何度も繰り返して放映することで、視聴者に特定のイメージを植えつけることが可能です。日本のTV局は禁止していますが、その効果が確認されているからか、時折こうした映像を流す…

憧れの地の大いなる幻滅(10)

サブリミナル効果とみなされる映像を流すことは、放送業界では禁止されています。 1995年にはNHKが、1999年には日本民間放送連盟が、それぞれの番組放送基準でサブリミナル的表現方法の禁止を明文化しています。サブリミナル効果は、潜在意識下の刺激によ…

憧れの地の大いなる幻滅(9)

リアルな世界ではいろいろな制限があるために、表立っては言えないことが多いものです。些細なことでしたらスルーしても、自分自身にも、そして他人や社会にとっても重要な影響を及ぼすことはありませんが、これを無視したら、良心の呵責に苦しむことになる…

憧れの地の大いなる幻滅(8)

中川氏の件を補足します。中川氏は、日本興業銀行勤務の経験もあり、財務・金融に詳しく、理論派の実力大臣でした。 日本の景気が落ち込んでいる時に、健全とは思えない経済活動を行っているアメリカに資金援助をすることに否定的でした。日本経済が大変なの…

憧れの地の大いなる幻滅(7)

マスコミが嫌う対象者の評価を貶めるような発言や映像を、前後の脈絡を無視して切り取り、何度も繰り返して放映することで、視聴者に間違った評価を与えること。 TVのニュース番組が行う常套手段です。大分前からこうしたことは行われていたと思いますが、…

憧れの地の大いなる幻滅(6)

表題から外れてしまっていますが、マスコミの問題を続けます。BBCが公正な放送と謳う証左として、 第二次世界大戦中もイギリス軍を「我が軍」とは呼ばなかったこと、また、アメリカ同時多発テロ事件を「テロ」でなく「攻撃」と報道したこと、などがあげら…

憧れの地の大いなる幻滅(5)

公共放送の運営というのは、民放とは、また異なる難しさがあると思います。NHKも戦前は国営放送でしたが、戦後GHQが、BBCをモデルにして受信料徴収制度にしました。 そのBBCは、従前の放送会社から、1927年に公共事業体であるイギリス放送協会B…