昨日の続き

さて、
まだ取り掛かっていない工事は取り止めにするということで、業者さんと話がついたそうです。
また、息子さんにも、今回の件で、どういう状況が生じたかについて話ができたそうです。

息子さんも、自宅に工事業者が出入りしていたのが気にはなっていたそうですが、母親が大変な思いをしているとは思ってもみなかったそうです。
最初は家の事など関係ないと言わんばかりで面倒そうでしたが、母親が事情を話すにつれ、息子さんも行動を起こそうという気になったそうです。
家のお金が余分に出て行ってしまうということは、息子さんにとっても自分に本来残されるべき財産がなくなってしまうことになりますので、積極的に関わっていくべきものです。

家の点検を息子さんが行って、直さなければならない個所を拾い出し、自分の伝手で工事業者に相談してみるということになったそうです。

工事個所や使用部材の説明を行い、見積金額の説明をして納得していただくという手順は、相手がどういう方であっても、ご理解いただけるよう、工事をする側が努力しなければなりません。
その金額は、現場の状況によって条件は変わりますが、基本的な標準単価というものは存在します。ある程度大きな会社の方が、コンプライアンスの関係もあり、その標準単価を恣意的に変えにくいという事情になると思います。
工事のバリエーションが豊富な会社であれば、見積ソフトに標準単価マスターが登録してありますし、見積もりに複数の検印が必要になりますので、特定のお客様に提出する見積書の単価が高くなるということは、社内チェックで防げるでしょう。

検印が複数あるのに、お客様によって単価を変えているというのは、最初からそういう思想の会社と言えるでしょう。


さて、今回の場合は、特に悪意を持った人はいないのではないかと思います。

依頼した人が、直接施工する人と遠い位置に存在していたので、中間マージンが膨れてしまったということで、意識的な悪意は、誰も持っていなかったのではないかと思います。









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