藪の中

いよいよ政局も佳境に入ってきたようです。

政局のキャステイングボードを握ろうとするのが、常に小沢一郎という政治家のような印象があります。
小沢氏と言えば、思いだすのは、江藤淳氏の、小沢氏に故郷の水沢に帰るよう呼びかけた論説です。
江藤氏は、小沢氏を高く評価してのことで、俗世間から超然として国のことを考えろという、エールのような文章だったと記憶しています。

あの頃は、私も骨のある政治家と思っていましたが、今では、俗世間にどっぷりつかってしまったような印象を私は
持っています。

しかし、ネット上では、小沢氏は未だに国士としての評価を得ているようです。
オフラインとオンラインとの評価のギャップが、小沢氏ほど大きい人はいないように思います。

金融界に圧倒的な力をもつアメリカのユダヤ系閥等の闇の力と、官僚や一部の政治家の謀略が、日本国益を守ろうとした政治家を失脚させてきた。小沢氏はそれに真っ向勝負をしているという、どこまで本当か分からないような噂が、ことある毎にささやかれます。

これに類する情報を、昨年名古屋の友人と会った時に、その友人の口から聞いた時にはいささか驚きました。
以前から世界情勢に詳しかった友人は、良質な情報として、その類の情報を私に開示してくれたのです。

理路整然としていて、説得力のある内容なのですが、私には判断できません。
細部では信憑性を感じるところが多く、自分の危機意識を揺さぶるため、これがデマだったり、情報を売買するがために論理的に整合性をまとったものだとしたら、恐ろしく大掛かりで、組織的なものと思います。

社会にあまりに閉塞感を感じるときには、一体どっちなんだと叫びたくなる時もあります。
日本のジャーナリズムは応えてくれず、さながらワイドショーのような存在になってきているということなのでしょう。







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