Nice  Kick!

旧聞に属する話題かもしれませんが、You Tubeを見ていたら、
久しぶりに胸のすく映像を見つけました。

6月30日の、ロサンゼルス・ギャラクシーサンノゼ・アースクエイクスの試合中のこと。
後半ロスタイムで、負けているLAがサンノゼゴールになだれ込み、コーナーキックに。

キッカーはD.ベッカムでしたがこのコーナーキックでもみ合いがあり、サンノゼの4番選手が倒れ込み、サンノゼがファールを取りました。

ファールを得た4番選手は、頭を抱えて痛そうに倒れていて起き上がれません。味方選手と審判が近寄り心配そうに見守ります。


ロスタイムでの時間稼ぎと思ったのでしょう。
ベッカムはサイドラインから、軽めにボールをキックしました。

すると、ボールは倒れた選手を大丈夫かと見守る選手と審判の間を抜けて、倒れている選手へ(ワンバウンドで当たったように見えます)。
痛さで起き上がれなかった4番選手は、すぐさま立ち上がると、怒りの抗議をしだしました。相手チームや審判はベッカムに詰め寄ります。審判はこのベッカムのキックにイエローカードを高々と上げました。

(なーんだ、ベッカムの予想通り、痛くて倒れていたのではなく、痛そうにして時間を稼いでいただけだったんだ)


怒りが収まらないベッカムも、相手に猛烈な抗議をしています。

しかし、ベッカム選手のボールコントロールはいまだに凄いですね。


このキックで、ベッカム選手はイエローカードの累積で7月4日のフィラデルフィア戦が出場停止になった他、この小競り合いでリーグのイメージを傷つけたとして、さらに8日のシカゴ戦も出場停止処分となったそうです。

ベッカム選手をリーグのイメージを傷つけたということで、処分するのでしたら、相手の4番選手に遅延行為と演技の素晴らしさで、パフォーマンス賞でもあげたらどうかと思います。

GoodかBadかと問われて、審判やサッカー協会はBadの判定をしたのでしょうが、、
but Cool Kick!


軽めに、ポーンとキックしたのが、とても粋に感じました。





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