努力と成果(2)

大理石村について考えてみました。

先ず、立地が集客力が見込める場所ではないということが、途方もなく大きいと思います。
立地の問題を解決するには、大理石村だけで考えても限界があります。県下、地域の観光施設との連携で、時間をかけて形を作るしかないでしょう。

イギリスのお城、石造りの教会等が、ドラマや映画のロケ地としても人気で、年間60本もの作品のロケが行われていたりするそうですが、
一般の来場者を取り込むには、大理石村の存在が、現状の施設のみではアピール不足に思えます。
この施設だけでは、ここにイギリスのお城があることも、当事者以外には必然性を感じられません。


対象者をどう広げていくか、そのためには何をアピールしていったら集客力が見込めるのでしょうか。

売店舗で売られているものは、首都近郊の立地の良いテーマパークで売られているものと変わり映えがしません。二番煎じに映ります。
それどころか、例えば、ストーンショップで売られているものは、原宿で目にするものも多かったのです。

若年人口が減っていく一方で、熟年世代を外へ呼び込むことがキーポイントになりますので、それにあわせて中の施設を見直す必要もありそうです。
例えば、スプリングベルや恋人の泉から離れたブライダルギャラリーが、今後施設内で集客が望めるのかというのも大いに疑問です。施設の集約と、空いたスペースに新たな施設を盛り込んでいく必要がありそうです。

10万平米の敷地があるため、イギリスの中世の街並みから、さらに、ベイカー街などイギリスをテーマにした街造りができれば、集客力も狙えると思います。
しかし、やはり立地の限界がありますので、投資の金額と集客の効果を考えると、二の足を踏むことになるでしょう。

人口が減っていく中で、地方の観光施設、テーマパークが生き残っていくには、対象者の選定、対象者に満足してもらえる施設内容、イベント等を真剣に考えないと、廃墟のようなテーマパークが増えていくことになりそうです。

かつて賑わった別荘地が、シーズンになっても人気がない地というのは、とても寂しいものです。

と、コメントするのは簡単ですが、

どちらにしても、観光資源を支える底上げがないと、厳しいですよね。テーマが曖昧では、底上げがない限り収益は見込めません。

物販も大事ですが、物を売らないで、参加することで収益を得るようなモデルが、こういう地域には合っているように思います。

活性化の良いモデルになればと願います。
・・・と結局食い散らかして逃げることになるのですが。





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