ASIAN KUNG-FU GENERATION  島田市公演

先週の初め頃でしたか、朝の通勤途上で地元のFM局から、アジカンの島田公演のお知らせが流れていました。
その何日か後には聞かなくなってしまいました。
多分チケットが売り切れたためでしょう、人気は絶大です。

アジカンは久しぶりとなる全国ツアーを10月12日から行っています。
静岡県では、沼津市や、静岡市浜松市でなく、12月6日に島田市民会館での開催です。
島田市はメンバーの後藤正文氏の出身地で、凱旋公演になります。さぞ、盛り上がることでしょう。

4人のメンバーの内、ベース担当の山田貴洋氏は富士宮出身です。


私はアジカンを最初に聞いた時は、レッド・ツェッペリンを初めて聞いた時と同じような衝撃を受けました。
もちろん、ロバート・プラントの声量とジミー・ペイジのギターで、圧倒的な存在感のツェッペリンと、アジカンとに格別な共通項があるわけではありませんが、今までの自分の聞いてきた音楽と毛色が違うが、これはいいぞ!といった感激の衝撃でした。

アジカンは社会性のある曲や、バラードでこなしても良いと思える曲を、乾いたサウンドでガンガン響かせます。私は非常に爽快感を感じます。
私はロックバンドのバラード曲が苦手なので、アップテンポと心地よいリズムで刻んでいくアジカンの演奏には、心地よさを感じます。

ビートルズが凄いと思う一つに、外れの曲がないという点があると思います。レノンとマッカートニーの能力の凄さによるものでしょう。
他方、アジカンにも外れと感じる曲が極めて少ないのです。
(当たり、外れというのは主観的なものかもしれませんが)
ほとんどの作品の作詞作曲をしている、後藤氏の図抜けた才能によるところが大きいと思います。この若者の才能は素晴らしいと思います。

私はアジカンのコンサートに行ったことがありません。
コンサートのDVDを持っていますが、そのオープニングに流れる「センスレス」は、CDで聞いているそれとは全く別物で、鳥肌が立ってくるような興奮を感じます。
日本的な世界ですが、韻を踏んだ詞と日本の特殊性を抜けたところのある曲は、国籍を問わず、同時代に生きている人の心に響くのだと思います。


島田公演も、きっと素晴らしいものになるでしょう。


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