静岡良い処


今日は焼津から東名高速浜松市浜北区に行き、帰りは新東名高速で静岡に戻りました。

両者を比べると、走行しやすさに歴然とした差が見られます。

その違いは、従来の東名高速首都高速との違いというと、多少言い過ぎかもしれませんが、基本的な面では双方の機能の差とも言えると思います。


東名高速を走った後に新東名高速に乗ると、車の運転が大変楽に感じます。

第一に、車線の幅が広いということがあります。
片側三車線の個所が多く渋滞も起こりにくく考えられているようです。

SAから本線に合流する個所は三車線で、スムーズに合流しやすく、また、合流する加速車線がとても長いため、東名と比較すると社速が速くなるために車が多い時の合流速度を調整しやすいので、合流の危険性が減ると思えます。

また、カーブが緩やかですので、運転もしやすいです。
当然のようにスピード感を感じにくいため、スピード違反が多くなるのでしょうか。違反の規準スピードも上げてくれたらよいのですが、、

トンネルの天井がとても高く感じ、圧迫感を感じません。これは自分にとってはとてもありがたいことです。
例えば、上信越道などは長いトンネルが多く、トンネル内で非情に閉塞感を感じ、私は運転していて叫びだしたくなる時があります。
新東名では、そのような不快感を感じることもありません。


トンネルの照明が自然な感じで明るく、とても走行しやすいのも大きな魅力です。
道路の路面にも、タイヤを包み込むような安定感を感じます。

しかし、良いことばかりではありません。
圧迫感を感じにくいといっても、トンネルの数は多いですし、長野の山のように変化のない山が多く、景色は単調で飽きてしまうかもしれません。せっかく運転しやすいのに、その単調さのため事故が起こりやすくなることも考えられます。

市街地から遠い場所を走っていて、著名な観光地からも遠くなります。


冷静に考えると、山沿いを走っている新東名の風景は、本当に単調です。
同じ山際の高速でも中央高速の方が余程変化があって、運転が楽しいのですが、そこは目をつぶっていただいて、是非静岡に足を運んでいただきたいと思います。

新東名の沿線には、素朴な山あいの食べ物やさんあり、宿あり、自然ありで、普段着で心からほっとさせるような趣の地域が多くあります。
マイナーな存在だったところの、その良さに触れることができるのは貴重な機会です。

そうした素朴な地域が俗化して、サービスの質が変わってしまうということが今後生じるのでしょうが、そこに触れる人達の心には普段の生活の中では得られないものがあると思います。

心が洗われる場所を、このブログでも時々紹介できればと思います。