BSと地上波放送について

さて、昨日はプライムニュースの件を記しましたが、私はこのBSフジのプライムニュースが気に入っています。

あれ、フジなのにお気に入りなの?
と思われるかもしれませんが、日本の大手マスコミの放送の中で、報道番組としては一番まともで質が良いと思っています。

プライムニュースは、反町理氏と八木亜希子氏のお二人の、本質に迫ろうとする真摯な姿勢がとても好感がもてます。これは地上波の報道番組には見られないもので、報道者や運営者の人間性・資質が、特に報道の番組では重要な意味を持ってくると思いますが、この番組ではそうした要素の良いところが画面から見て取れます。

地上波報道番組やバラエティー的報道番組に見られるキャスターの決め付けや、やらせなどの、ためにするための歪曲報道等の不愉快な場面は今のところ見られないように思います。(いつも見ているわけではありませんので、自分の視た範囲のことではありますが)

なぜ、フジTVは地上波では作為的な偏った報道を行うのに、BSでこんなまともな番組を作れるのでしょうか。
それは、従来大手放送局は地上波に重きを置いて、BSを軽く考えているという面があるからではないかと思います。

要員配置についても、番組によっては地上波で賞味期限切れと考えている人をBSに廻しているような節が感じられる場合があります。しかし、プライムニュースに関しては二線級の人材どころか、経験豊富で判断力もあり、視聴者が疑問に思うところを的確に掘り下げてくれますので、視ていてストレスを感じません。

反町氏は能力が大変高いように見受けられますが、自分の考えに固執するところがなく、真実を究明しようという誠実さを感じます。
一般的に報道されている考えなどを、遠慮なく率直にゲストに疑問を投げかけたりして究明しようとしますので、通説の根拠が根も葉もないものということが視聴者に判明する場合があります。報道番組はこれでないと!と、私は快哉を叫ぶ時があります。

反町氏と八木氏のお二人の、言葉の端端から人間性が感じられますので、とても安心感を感じますし、目線が視聴者目線で、ベクトルは真相へと向かっており、本当に質の良い番組に思います。

地上波は視聴率競争もあり、視てくれる人が多ければ、スポンサーから収益が得られますので、内容が浅くても、キャスターや好感度の高い美人女子アナ等を配することで、視聴者の眼を惹こうとしています。こういう姿勢では必然的に番組の質は落ちるでしょう。マスコミ業界の言うところの、B層に媚を売るわけですから、質が劣悪になるのも無理からぬことに思えます。


BSの影響力を軽く感じているのが分る映像が、下記URLにあります。同じフジTVのものです。
BSではそのまま放送していますが、地上波では都合の悪い個所をカットしています。

http://www.youtube.com/watch?v=0258fwdDHMs

日本の大手マスコミに対しては、朝鮮半島系の影響力が大変大きいようで、例えば、スポーツ競技などで韓国が有力な対戦相手の場合、韓国選手の反則行為と思えるプレーはカットしたりなどと、日本のマスコミの報道姿勢のレベルには、うんざりとしてしまう作為行為や隠蔽行為を目にする場合があります。

日本のマスコミ媒体以外にも、他のツールでいろいろな放映を見ることができるようになりましたので、ネットをよく利用する人達は、日本の大手マスコミのいい加減さを検証できるようになりました。

プライムニュースのスポンサーも、今のところフジの地上波で問題になったK社やR社の名前はありません。良質な番組のスポンサー企業には好印象を感じます。

各放送局が、BSで視聴率を狙おうなどと考えないでいてくれるのを願います。