タイ料理

昨夜は、24名が3つの調理台に分かれてプーパッポンカリーを作り、会食しました。
タイの女子大生Bさんのレシピで、普段作るカレーとは大分違います。

材料は、ワタリガニ、玉ネギ、ニンニク、青ネギ、赤唐辛子、セロリ、ピーマン、プリックパオ、卵、牛乳、ナムプラー、オイスターソース、プーパッポンカリー用のカレー粉、サラダ油、塩、砂糖、その他レシピには書いてないものも何点かありました。

3人前のレシピでは赤唐辛子5個となっていましたので、8人前でしたので8本程フライパンに入れて炒めだしたら、目が刺激で痛くなってきました。
Bさんに聞いたら、入れすぎとのこと。2本残して残りは引きあげました。
1時間ほどで、甘辛い上品な味のプーパッポンカリーが出来上がりました。

私達とは別に、タイ通で清水銀座の料理店主のAさんが、トムヤンクンを調理してくれました。材料は既にお店で調理済みで、スープを煮込んでいました。
トムヤンクンは、店によって、酸味が強すぎたり、塩辛かったりと、なかなか、これはと思うものに出会ったことがありませんでしたが、さすがにAさんのトムヤンクンは美味でした。
隠し味に鰹節を使って日本人向きにしたとのこと。タイでは、この10倍以上辛いのが普通ですよとAさん。
Aさんは最初、トムヤンクンの上にミツバを乗せようと思っていたそうですが、いや、それではタイが感じられないと思い、パクチーを探しにベイドリームに行ったところ、一束あったそうです。
私はインドネシア料理でよく使われるパクチーはどうも苦手ですが、タイ料理で使われるパクチーは苦になりません。
「タイ料理はこれがなくちゃねー」とパクチーの香りを楽しむ方も。
トムヤンクンはどうしてもその内容よりも辛さが印象に残りやすいと思いますが、Aさんが作ってくれたものを頂くと、素材の面から考えても、とてもバランスの取れた料理なのだと思えます。

デザートはマンゴーでした。Bさんの皮のむき方は日本とは大分違います。マンゴーを左手に持ち、包丁の刃を外向きに、手前から奥へと1方向に皮をむいていきます。慣れないとちょっと怖い感じです。
マンゴーは静岡産とは大分違うように感じました。かなり酸味が強く野性味のあるもので、とてもおいしかったです。

Bさんに日本では普段も料理をするのですかと伺ったら、よく料理はするとのこと。静岡では材料を揃えるのが大変ではないのかと思いましたが、日食で大概のものは揃うとのことでした。今日の材料も日食で買ってきたそうです。

ご飯は日本米でしたが、プーパッポンカリーの材料のほとんどがタイ産でした。
ナムプラーは最近は普通のスーパーでも置いてありますので、使う人が増えてきているのでしょう。昨日はナムプラーの他に、豆で作った日本の醤油のようなものもありました。

日本も同様ですが、タイの料理は地域でも大分異なり、同じ名前の料理でも中に入れる材料に地域差があるようです。
北部はあまり辛くないそうですが、南部に行くと辛くなるそうです。これは気候の暑さによるようです。

食は文化の分りやすい糸口であり、楽しくもあります。