焙煎、焙煎、自家焙煎

昔ながらの喫茶店が減っていく中で、静岡市では自家焙煎のお店は一時期壊滅状態になりました。

以前、駅南で自家焙煎の喫茶店を続けている方に、お話を伺う機会がありました。
原材料費、光熱費、粗利等、かなり詳細なことまでお教えいただき、経営の厳しさの一端を窺い知ることができました。

本日お邪魔したのは、沓谷の珈琲、紅茶の専門店のティーコンシェルです。
同じ経営の、カーブス沓谷6丁目店の1階にあります。

お店に入ると、目に付くのは、ガラスで囲まれた大きな焙煎機。
濃いブルーとステン色とのコントラストが綺麗な、大きな機械です。
暫く見入ってしまう、素晴らしい焙煎機です。

卸もやられているのかなと思い、お聞きしたらこの店専用の焙煎機だそうです。力が入っています。

自家焙煎のお店というと、お客が常連でマスターとの関係が濃密というイメージがありますが、こちらのお店は明るくオープンで、とても感じが良いです。

20:00までEAT INということでしたので、食事をすることにしました。
生パスタのセットが何種類かあります。

喫茶のウエートの高い店での食事には、いろいろな店で失望することが多く、ましてや珈琲・紅茶の専門店。
あまり期待していませんでした。
こういう場合、今までの教訓が、この程度だろうなというラインを心に引いて、失望のバッファを設けるのです。

しかし、この期待は全く外されました。


サラダの後のパンがとてもおいしかったので、あれ、もしかしたら・・・・

生パスタは細いので、一瞬乾麺かなと思いましたが、よく見ると、もっちり感があります。
口に入れると、もちもちした食感の生パスタでした。

生パスタというと、焼津のベテイートマトが、種類も多く、いかにも自家製で手作り感が楽しめますが、また違った感じでおいしいです。

コーヒーはブラジルでしたが、これも良いですね。満足できました。


店内には、珈琲豆や紅茶の他、珍しい調味料や食材が置いてあり、眺めるだけでも楽しくなります。

タヒン、塩だし調味液、ひんぎゃの塩などを買ってみました。
タヒンの酸味は暑い夏の食欲増進になりそうです。

このタヒン、意外な使い方があるようで、ジュースを入れたグラスの縁に付けて、舐めるようにしてジュースを飲むのだそうです。ホントかなー。
マルガリータみたいですね。

まあ、騙されたつもりでやってみようと思います。



ティーコンシェル
静岡市葵区沓谷6-2-2






'